去年の8月に入社しました業務課の鈴木です。
最近の印象に残った出来事についてお話しします。
先日、名古屋市科学館の特別展「毒」に友人と一緒に行きました。
入口から「毒とは何か?」にはじまり鷹の爪団の案内のもとさまざまな展示がありました。
子どもでもわかりやすく、かつ大人でも満足できるような特別展で、
その日の夜は友人と一緒に感想会のような感じになりました。
二人とも特に印象に残った展示が、ある学者が「毒のある虫に刺されるとどれくらい痛いのか」を記録してランク付けした研究結果の展示です。
その研究方法がとても斬新で、研究者が自らわざと虫に刺されてその痛みを記録していくというもの
でした。
例えば、スズメバチに刺された時の痛みは「焼けつく煙草を押し付けたような傍若無人な痛み」などです。
この研究が行われる前までは、さまざまな毒をもつ虫の危険度が明確になっていなかったそうです。
だからと言って、指標がないなら自分で刺されて記録しよう!とは常人では考えつきませんよね。
自ら危険を冒しているならきっとこの人には労災は下りないだろうな・・・というのが最後の感想でした。
遠いようで身近な存在の毒についてとそれを研究する研究者、どちらも面白いものでした。
ですがやはり私は人間が一番面白いな、と改めて思った日でした。